もしくは遺族

面倒臭い人が面倒臭いこと言うだけのコンテンツ

どうせいつかは手を離すわけで。

いつからか、「永遠」「ずっと」の様などこまでも続くような言葉を信じられなくなった。

それは誰のせいという理由でもなく物事には必ず終わりがあるという事を理解してしまったからなのかもしれない

“1度自分で決めたんだから最後までやれるはず”
そう思っていたあの日々も夏が来る頃にはリタイアしていた。

永遠なんてないのかもしれない
そんな気がする。それだけなのに。

自分の気が変わるのが怖いのもある。
相手の気が変わるのが怖いのもある。
私はただ単に変化を恐れているだけなのかもしれない。

いつかいろんな想いが溢れ返りそうな水槽の中に一人残されてしまうのではないか。
そんな不安が頭の片隅から離れないのだ。

あの子は思い過しだって笑うかもしれない
でも、本当だったら。いつか本当になったら。
ずっと握ってくれていた私の手を離して何処かへ行ってしまうのだとしたら。

そんな事があるのなら、私は手を繋がない
逃げてるのかもしれないし、そんな事ないかもしれない。

でも確信が得られないんだからこうするしかないじゃない。
「永遠」なんてないんだから。